ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が、ブルワーズ戦で2本塁打を放ち、今季59本でロジャー・マリス(ヤンキース)のア・リーグ史上最多61本塁打まで、残り16試合であと2本と迫った。

1-3と追う展開の3回1死無走者で逆方向の右中間2階席へ58号ソロ。9-4とリードした7回2死無走者には左中間の2階席へ飛び込む59号ソロを放った。マルチ本塁打は今季11度目で、メジャー最多タイとなった。

59本塁打は、ア・リーグではハンク・グリーンバーグ(タイガース)とジミー・ホックス(アスレチックス)の58本を抜き、マリスと60本のベーブ・ルース(ヤンキース)に次ぐ1シーズン最多本塁打の単独3位。右打者ではア・リーグ史上最多となった。

またこの試合で5打数4安打4打点と固め打ちし、打率が3割1部6厘まで上昇。ア・リーグの首位打者争いでは3割1部7厘のツインズのアラエスに次ぎ、レッドソックスのボガーツと並んで現時点でわずか1厘差の2位タイに迫った。本塁打は2位に22本差、打点は2位に15差の127でトップに立っており、3冠王の可能性にも大きく近づいた。

ブーン監督は「彼は本当に素晴らしい。すべてをシンプルに考え、自分のやることに集中し、チーム第一に考えプレーしている。ただ数字に関しては、高い打率で打っていることを、恐らく彼は一番誇りに思っていると思う」と話した。