ア・リーグ西地区覇者のアストロズが、6時間22分の激闘を制してマリナーズとの地区シリーズ3連勝とし、6年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。試合は息詰まる投手戦となり、両軍無得点のまま延長戦に突入。迎えた18回、ア軍の新人ペーニャが左中間へ殊勲のソロ本塁打を運び、均衡を破った。

ア軍は8投手、マ軍は10投手が登板する総力戦。緊迫した展開を制したベテランのベイカー監督は、自軍の底力をあらためて称賛した。「投手陣がすばらしい仕事をしてくれた。経験は大事なことで、彼らはパニックにならないし、興奮し過ぎることも落ち込むこともない。そういうことを何度も切り抜けてきたから」。大舞台での経験を経て常勝軍団となったチームの総合力をたたえた。