エンゼルスと3年契約を結んだ先発左腕タイラー・アンダーソン(32=ドジャースFA)が17日、地元メディアの取材に応じ、新天地への思いや同僚となる大谷翔平投手(28)について語った。

大谷には今年6月15日のロサンゼルス対決「フリーウエイシリーズ」の試合で対戦した際、9回1死から右翼線三塁打を打たれノーヒットノーランを阻まれた苦い経験がある。その因縁の相手とチームメートになることについて聞かれると「オオタニはとんでもない才能の持ち主だ。1世紀に1人見るかどうかという能力を持っている」と称賛し「僕にとっては、もう彼と対戦せずに済むのが本当にうれしいよ。打席に立つ彼と対戦するときは必ず、最低でも三塁まで行かれている気がする。そんな相手ともう対戦しなくていいのはうれしい」と話した。

エンゼルスでは大谷らとともに先発ローテの一角を担う。新天地のチームについて「健康面や選手層には課題があるものの、これまで対戦して見てきて、エンゼルスはかなり良いチームになる、才能ある選手がたくさんいると思ってきた」と話した。

アンダーソンはメジャー7年目の今季、ドジャースで自己ベストの15勝5敗、防御率2・57をマーク。今オフにFAとなり3年総額3900万ドル(約54億6000万円)で移籍を決めた。