MLB選手会のトニー・クラーク専務理事(50)が、2027年まで5年間の契約延長のオファーを受けたと29日(日本時間30日)、複数の米メディアが伝えた。選手会の理事会が投票で決めたという。

現役時代にタイガースなどで活躍したクラーク氏は、現役引退から4年後の13年に同職に就任。16年の労使協定の交渉ではオーナー側にあまりにも有利な条件になったと批判を受けたが、18年に契約延長。昨年の労使協定の交渉では、期限までに合意できず12月からロックアウトに突入したが、3月に締結しフルシーズン開催にこぎつけた。現在の労使協定は26年に期限が切れるため、次回の交渉もクラーク専務理事が矢面に立つことになる。