ロサンゼルス・タイムズ電子版は4日、エンゼルスはレギュラークラスの遊撃手と信頼できるリリーフ投手を少なくとも2人は是が非でも獲得すべきと提言する記事を掲載した。

エンゼルスは大谷翔平投手(28)とマイク・トラウト外野手(31)という球界の2大スターを擁しながら8年連続でポストシーズン進出を逃している。球団は身売りを進めている最中だが、来季終了後にFAとなる大谷を引き留めるためにも、同地区強豪のアストロズや大型補強を進めるレンジャーズ、力をつけてきたマリナーズなどと戦える戦力をそろえる必要があるとしている。

遊撃手に関しては、ターナー(ドジャースFA)、スワンソン(ブレーブスFA)、コレア(ツインズFA)、ボガーツ(レッドソックスFA)と実績ある選手がFA市場に出ており「このうち1人の獲得に全力を注ぐべき」としている。

球団の来季総年俸はすでに2億600万ドル(約288億円)に達しており、あと2700万ドル(約37億8000万円)でぜいたく税の最初の上限に達する状況。だが記事は「25億ドル(約3500億円)の値が付いている球団を買える新オーナーは、ぜいたく税の数億円など気にしないだろう。2023年にポストシーズンを狙えれば、オオタニに長期契約で残留するよう説得できる。新オーナーにとっても球団にとってもウイン・ウインだ」と指摘した。