中日大塚晶文投手コーチ(50)の長男虎之介氏(24)が、今季途中からフィリーズの国際スカウトに就任していたことが5日(日本時間6日)、明らかになった。同氏はサンディエゴ大卒業後、帰国して独立リーグのBC・茨城で外野手としてプレー。今季限りで現役引退を決意し、その後、フィリーズから日本担当国際スカウトとしてのオファーを受け、9月に正式契約を交わした。

父と同じようにメジャーでプレーするという幼い頃からの夢はかなわなかったものの、スタッフの1人としてMLB入り。契約直後ながら今季のワールドシリーズの際には地元フィラデルフィアに招待されるなど、早くも一員としての責任を実感した。ウインターミーティングの会場を訪れた虎之介氏は、「これからは1人でも多くのいい選手をチームに送りたいです」と意欲をのぞかせた。