ソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー移籍を目指している千賀滉大投手(29)について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が現状を明かした。6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州サンディエゴで行われているウインターミーティングでメディアに対応。「5、6年の長期契約を望んでいる。12球団にはいかないが、少なくとも6球団以上が(獲得に)動いている」と明かした。

千賀は11月に渡米し、今月に入って再渡米。ウルフ氏はパドレスのダルビッシュ有投手(36)投手とも面会し、パドレスの本拠地サンディエゴを案内してもらったことを明かした上で「(全米の)6~7都市を訪れた。それぞれのチームのGMや監督、ピッチングコーチとも会って話すことができたのは、彼にとって非常にいい経験になったと思う」と語った。

ポスティングシステム(入札制度)とは違い、FA選手には交渉期間の期限はない。それでも、年内決着について同氏は「可能性はある。ただ、彼は急いではいない」と見通しを示した。