米経済誌フォーブス電子版が10日付で、MLBの2022年の総収入が史上最高額となる108億~109億ドル(約1兆4600億~1兆4700億円)だったと伝えた。

昨季は労使交渉でシーズン開幕が1週間遅れたものの、米国内のFOX、TBS、ESPNのテレビ放映契約がそろって更新され、年間で前契約より3億円増の計17億6000万ドル(約2380億円)の放送権料が入った。試合のネット配信など新たな契約も増加し、広告収入は11億9000万ドル(約1610億円)で前年から5・6%増となった。それらの増収が重なり、19年の107億ドル(約1兆4400億円)を抜いて史上最高額となった。

ただし同記事は、MLBが収入面でコロナ禍から急速に回復する一方、昨季の観客動員はコロナ禍前の19年と比べ6%減だったと指摘した。