カブスが、アストロズからFAになったトレイ・マンシーニ内野手(30)と2年契約で合意したと14日、MLB公式サイトなどが伝えた。金額は明らかになっていないが、1年目終了後にオプトアウトできる権利が付くという。

マンシーニは16年にオリオールズでデビューし、2年目から24本塁打を記録。19年には自己最多となる35本塁打を放った。しかし20年4月に大腸がんを公表し、治療に専念するためシーズンを全休。21年は開幕から復帰し、21本塁打を放ってア・リーグのカムバック賞を受賞した。同年のホームランダービーでは決勝に進出するもメッツのアロンソに敗れ準優勝に終わった。

昨季はトレード期限の8月にアストロズに移籍し、ワールドシリーズ制覇に貢献。2チームで計143試合に出場し打率2割3分9厘、18本塁打、63打点、OPS.710だった。キャリアでは外野手での出場が最も多いが、近年は一塁手とDHでの出場が中心となっている。