MLB公式サイトのウィル・リーチ記者が、特定のチームを応援しているわけではない“無党派”の野球ファンに向けて、おすすめの6球団をピックアップ。その中にエンゼルスを挙げており、理由については「大谷翔平とマイク・トラウトという、球界最高にワクワクさせる2選手がいるのだから当然」と述べた。

リーチ記者は、1球団に忠誠を誓うわけではないファンがどんどん増えているとコメント。そうした人たちは、たとえ応援している球団が優秀でエキサイティングであっても、一番面白いと思ったチームや球界屈指のカリスマプレーヤーを擁するチームなどに簡単に鞍替えすると説明し、そうした“日和見主義者”はかつては否定的にとらえられたが、時流に乗って楽しむことは何も悪いことではないとした。

リーチ記者はその上で、そうした“無党派層”におすすめできる球団の1つにエンゼルスをピックアップ。「(大谷とトラウトという)才能ある2人が、プレーオフで1度も勝利を味わったことがないという点は特筆すべき」とし、今季終了後にフリーエージェント資格を得られる大谷の契約最終年がいかに重要な1年であるか球団も認識しており、十分なタレントをそろえてプレーオフ進出を真剣に願っていると述べた。

リーチ記者は「エンゼルスは努力が報われてプレーオフ進出をかなえるのか、それとも自滅してしまうのか。無党派層にとってエンゼルスを応援するというのは、どっちに転んでも損はしない究極の提案だ。(球団の好成績により)1年を通じて大谷を応援できるか、(低迷して)シーズン中にトレードされる大谷とともに新しいチームに飛びつくか、どちらでも」とまとめている。