ドジャースのフロント首脳陣が1日、DVで処分を受けたトレバー・バウアー投手(32)との契約を解除し放出したことについて「正しい判断だった」と見解を示した。

球団は1月6日にバウアーの契約解除を発表。バウアーは今季2250万ドル(約29億3000万円)の契約が残っており、放出してもドジャースがこの年俸を支払う義務を負う。

ロサンゼルス・タイムズ電子版によると、スタン・カーステン球団社長とアンドルー・フリードマン編成本部長が本拠地ドジャースタジアムで会見。バウアー放出について同球団社長は「すべての情報を吟味し、トレバー自身からも話を聞いて、放出という決断に至った。正しい判断だったと考えている。我々の判断に、非常に満足している」と話した。しかし、球団が放出前日に本人と直接面談した際の会話の内容については、明かさなかったという。

ドジャースは今オフ、積極的な補強をほとんど行わず「来オフにFAとなるエンゼルス大谷翔平投手(28)獲得資金を残すために出費を控えた」説と「バウアーの今後が不透明なため補強に動けなかった」説が出ていた。フリードマン編成本部長はそれについては「バウアーの状況がオフの補強の妨げになったということはない。すでに能力の高いコア選手を抱えている。今季も非常にいいチームになると感じている」と話した。