3月に開催されるWBCを前に、スター選手ぞろいのドミニカ共和国代表で選手兼GMを務めるネルソン・クルーズ内野手(パドレス)が、同代表はドリームチームだとコメント。「僕はメンバー入りできなさそう」とジョークを飛ばした。MLB公式サイトが伝えている。

ドミニカ共和国代表では、昨季満票でサイ・ヤング賞に輝いた先発右腕サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)、昨季2度の継投ノーヒッターで先発した右腕クリスチャン・ハビエル(アストロズ)、昨季30セーブの左腕グレゴリー・ソト(フィリーズ)ら強力なメンバーが投手陣に名を連ね、打線には昨季MVP得票2位マニー・マチャド内野手(パドレス)、同僚のフアン・ソト外野手、昨季新人王のフリオ・ロドリゲス外野手(マリナーズ)が勢ぞろいしている。

クルーズは「フアン・ソトだったかな? 誰が言ったか覚えていないけど、NBAの五輪代表チームを見てあまりにもスター選手が多くて、まるでドリームチームだって。それはこのチームについても言えることだ」とコメント。優勝候補の一角と目されるチームについて「今のところ、僕はメンバー入りできなさそう」と、自らの出場機会も危ういかもしれないと笑った。

1次リーグD組に入ったドミニカ共和国は、すでにベネズエラ戦とプエルトリコ戦のチケットが完売と伝えられている。クルーズは「国中が盛り上がっているよ。いろいろなところからチケットについて問い合わせる電話がかかってくる。僕の連絡先を知っている人はみんな、誰も彼もが、どうやったら観戦できるんだって尋ねてくるんだ」と、母国の熱気について語った。