「3番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(28)が、アスレチックス先発の藤浪晋太郎投手(28)から適時打を放った。

13年以来10年ぶりの直接対決で、メジャーでは初対戦。1回の第1打席はスプリットにタイミングが合わず、一ゴロに倒れたが、2点先制した3回の第2打席は、無死満塁のチャンスから99・1マイル(約159キロ)の直球を捉え、左翼フェンス直撃の適時打を放った。

10年ぶりの対戦を振り返り、「そんなに多く見たわけではないので、最初の打席も、比較的浅いカウントで打ち取られているので、ちょっとコメントするには、サンプルが少ないかなと思うんですけど、立ち上がり、素晴らしかったと思いますし、三振も取られていたので。いいオフェンスのタイミングでビッグイニングを作れたのは、ウチにとっては良かったかなと思います」と語った。

2打席目の適時打は外角の速球を捉え、逆方向へ運んだ。感触について「抜けて欲しいなっていう。満塁だったので。それが一番かなと思います」と話した。

チームは3回に打者一巡、14人の猛攻で7安打11得点。一気に試合を決めた。大谷はこの日、5打数2安打で2本の適時打を放ち、チームの大勝に貢献した。