エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が、WBC決勝で同僚の大谷翔平投手(28)と対戦したときのことを振り返った。

この日の試合前、MLBネットワークのヤンキースタジアムからの中継番組に出演。1点差の9回2死で大谷と対し、空振り三振で試合終了となった場面は、WBC史上最高のシーンとして大きな話題を集めた。

トラウトは「ショウヘイがブルペンに行ったり来たりしているのを見ていたので、マウンドに上がることは分かっていた。(大谷との対戦へ)メンタル的に準備はできていた」と述懐。「早いカウントで打てそうな直球を投げてきた。それを捉え損なってしまった」と自身の敗因を分析し、「カウント3-2になったとき、スライダーを投げてくるとは思わなかった。でも来るかもしれないと頭に入れておくべきだった」と悔いた。空振りした最後の1球については「すごくエグい球だった。しばらくゾーンにとどまって、そこから急激にゾーン外に曲がった」と話し 「楽しい対戦だった。野球界もあの瞬間を望んでいたと思う」と話した。