ロイヤルズの先発左腕ライアン・ヤーブロー投手が強烈なピッチャー返しを顔面に受け、負傷交代した。MLB公式サイトが伝えている。

6回、ライアン・ノダ一塁手を打席に迎えたヤーブローは6球目のシンカーを捉えられた。すると、打球速度約171キロのボールが顔面に直撃。同投手は顔を押さえながらそのまま地面に倒れ込み、サルバドール・ペレス捕手やニック・プラット一塁手、監督らもすぐさまベンチから駆けつけた。

ヤーブローはタオルで顔を押さえながらトレーナーに支えられて降板。ロイヤルズのマット・クアトラーロ監督は「恐ろしかった。ダグアウトは静まりかえり、大きな不安を覚えた。胃が痛くなったよ。グラウンドで起きることであれよりひどいことは考えられない。幸運なことに、マウンドに行ったら彼は話すことができていたし、どういう状況か、何が起きたのかを分かっていた。でもすぐに腫れ上がっていたし、血も出ていた。どこから出血しているのか分からなかった」とコメント。同投手は病院でさらなる検査を受けるという。

一番にヤーブローの元に駆けつけたペレスも「本当に怖かった。見たくなかった。ああいう場面に居合わせるのも嫌だ。大事ではないことを願っている」と語った。