大谷なら中東の和平交渉も仲介できる? 米メディア「ジ・アスレチック」は5日(日本時間6日)、「大谷はエア・ジョーダンになる」と題した記事を掲載。エンゼルス大谷翔平投手(28)について「不可能なことがないのでは」というア・リーグ球団幹部の見解を示した。

大谷は投手として奪三振でリーグ2位、打者として本塁打が同2位タイ。そこでスターク記者は、ア・リーグ幹部に「奪三振と塁打数でリーグ最多となれるか」と尋ねた。すると幹部は「なぜできないのか分からない」と答えた。「君に『大谷なら中東の和平交渉の仲介役ができるか?』と聞かれれば、私は『ああ、多分ね』と答えるよ」と続け、「もし『大谷は○○ができるか』と聞かれたら、最後まで聞く前に『イエス』と答える」とまで言った。

さらに、例を挙げた。

「彼は(NFLの)デトロイト・ライオンズをスーパーボウルに導けるか?」「もちろん」

「NBAで優勝できるか?」「全面的に賛成だ」

「(NHLの)レンジャーズがスタンレー杯を勝つことを助けられるか?」「スケート靴を履かせれば」

「何を聞かれても答えは『うん』だ」

別のア・リーグ球団幹部は、バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンに大谷を例えた。「彼は毎年少しずつ変わり、よくなっていくような気がする」。その理由として「マイケル・ジョーダンはある年に『3点シュートをよくする』と決めたら、次の年には『もっと大きく強くなってポストプレーヤーとして圧倒的になる』と考える。毎年、何かを加える。だから比較対象になる」と語った。

ア・リーグの幹部たちは、大谷の偉業を別のスポーツに例え始めた。それほど、規格外の活躍ということのようだ。