MLB公式サイトは6日、「史上最高峰に期待されたデビュー戦」と題して、メジャーの初舞台を踏む前から話題となり、プレーが待ち望まれていたスター選手を紹介。メジャー初の黒人選手となったジャッキー・ロビンソンなど往年の名選手とともに、二刀流の大谷翔平選手やダルビッシュ有投手らの“あの日”もピックアップされた。

同サイトは、エンゼルスの大谷が「8番指名打者」として初めてメジャーの試合に臨んだ「2018年3月29日」を選出(初登板は4月1日)。同選手について「驚異的な二刀流の能力で2018年レギュラーシーズンを物語る存在となった」とし、「その名声を又聞きするだけだったアメリカのファンを納得させるにはこれ以上ないほどの物語だった」とつづった。

ダルビッシュが初マウンドを踏んだ「2012年4月9日」も選出され、記事では「ダルビッシュはWBCで最高のレベルで戦えることをすでに証明していた」と紹介。レンジャーズが独占交渉権を獲得し早い段階から話題を呼ぶなど、ダルビッシュのデビューが待ち望まれていた背景を説明した。

2007年でピックアップされたのは、レッドソックスでデビューした松坂大輔投手の「4月5日」のみ。同サイトは当時の注目度を「日本代表としてWBCの2大会でMVPを獲得した松坂を巡っては、メジャー史に残る激しい獲得合戦が繰り広げられた」と解説している。01年で唯一の選出となったのは、イチロー外野手がマリナーズで初舞台を踏んだ「4月2日」。日本プロ野球時代にさまざまな賞に輝いた同選手だが、日本人メジャー選手初の野手だったことから「懐疑的な見解」も含め、大注目を浴びていたと説明している。