ブルージェイズは9日(日本時間10日)、元日本ハムの救援右腕アンソニー・バース(35)をメジャー40人枠から外し戦力外とすることを発表した。

バースは5月に自身のインスタグラムで、ある企業のLGBTQをサポートするキャンペーンを「邪悪だ」などと批判するコメントを投稿していた。その後、発言について謝罪し、球団がこの日から開催するLGBTQのためのイベント「プライド・ウイークエンド」で始球式の捕手を務めることになっていた。8日の謝罪の際には「プライド関係者を傷つける発言を謝罪する。ただし個人的な信条は変わらない」とも話していた。

2016年に日本ハムでプレーしたバースは、翌17年にレンジャーズでメジャー復帰。その後はカブス、マリナーズ、ブルージェイズ、マーリンズとチームを転々とし、22年途中から再びブルージェイズに所属していた。今季は22試合に登板し0勝0敗、防御率4・95と、昨季の防御率1・54から大幅に数字を落としていた。

アトキンスGMは「今回の判断は、大部分が野球のパフォーマンスによるもの。騒動に関しても若干考慮したし、しなければならなかった」と話した。