エンゼルス大谷翔平投手(28)が「2番DH兼投手」で出場し、6勝目はならなかったが、17号2ランを放つなど4打数3安打2打点でチームの5連勝に貢献した。
投手では1回、4番ケレニックにスイーパーを捉えられ、先制2ランを浴びるなど2失点。3四球で制球も乱れた。5回にも1失点し、この日は97球で3安打6四死球。勝敗はつかなかった。
打者では17号2ランを含む4打数3安打2打点。第4打席で三塁打が出ればサイクル安打達成だったが、今季4度目の未遂に終わった。チームは粘り勝ち、5連勝を飾った。
大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。
-去年より投手で打たれているように思えるが
今日はもう調子自体がよくなかったという、そこに尽きるかなと。
-コマンド(制球)に関してしっくりこないのか
コマンドというよりは投げているボールであったりとか、体が動きづらいなというか、あまりこう、しっかり動いていないなっていう感じの方が強かった。
-体の使い方が去年とは違う感覚か
投げ方うんぬんはそんなに、すごくいいというわけではないですけど、今日に関しては投げ方というか、体が少し動きづらかったという印象かなと思いますね。
-打席で取り返した
バッティングの方は良かったかなと。チームが勝ったので、それが何よりかなと思います。
-中6日になったが、影響は
いや特に。みんな調子のいい日と悪い日と、ありますけど、日程的にもっていう話で1日延ばすと言われたので、言われたところで投げたいなと思います。
-ベテランの域に達してきていると思うが、決勝弾を放ったモニアクのような若手が活躍するのを見てどうか
僕もまだまだ若いと思っているので(笑い)。そういう気持ちで頑張りたいですし、若い選手、ミッキーだけじゃなくて、ブルペンももちろん、若い選手が素晴らしい仕事を今のところしていると思うので、チーム的にすごく助かるし、大きいかなと思います。
-スイーパーの修正を今後もしていく
今日に関してはスイーパーだけじゃなくて、真っすぐ自体がよくないなと。初回から、今シーズンの中でも一番悪いんじゃないかなというくらいの出来だったので、逆に言えばそこで5回くらい投げられて、3失点でなんとかチームが勝てたというのは、少しはいいところかなと思います。
-スイーパーの回転効率やデータを理解していることは、登板間の修正や分析に、どう役立つか
結果的には形がどうか、によるというか、そこが一番大事なところではあるので。もちろん、僕もバッターやってますけど、例えば、チェンジアップを狙っているときのスライダーに対する反応だったりとか、真っすぐを狙っているときのスライダーに対する反応だったりとか、それだけでも違いますし。長いシーズンでどういう風にバッターがセットするのかっていうのはその時によって変わってくる。一番自分自身がやらなきゃいけないのは、どういう形で投げたいかを今日終わって、次の登板までにどうしたいかっていうのをブルペンなり、キャッチボールで調整していくっていうこと。回転軸うんぬんというのは、結果的にどう動くか、という問題なので、一番はどういうふうな形で変化してるか、かなと思います。
-ピッチクロック、中5日、イニング数、さまざまな要因が疲れにつながっているのか
登板数的には去年、一昨年に比べて多い方なので、そういう意味では、そう思うときもあるかなとは思いますけど、そんなに気にはなってないですし、ここまではいたって健康できているので、それを最後まで続けたいなというのが一番かなと思います。
-登板日は打率が4割近いが
たまたまかなと思いますね。DHはDHで難しいところがあったりするので、ピッチングもピッチングで投げることに集中したいとか、変わらなきゃいけないというのがあるので、その難しさもあると思いますし、数字に関してはたまたまかなと思います。
-前カードでカブス鈴木誠也選手と同じ舞台に立った
リーグが違うのであんまり試合もないですし、会うチャンスも、もちろんないので、本人もけがでなかなか最初出られなかったという苦労もあったと思いますし、2人とも健康な状態で試合に出れるっていうのが一番、お互いうれしいんじゃないかなと思うので。僕自身もそうですし、誠也もここからケガなく、シーズンまず走り抜けて欲しいなと思います。
-誠也選手が「ケチ谷」って呼んでいると明かしていたが
初めて聞きました(笑い)。まぁ、言われましたけど、僕も教えられるようなバッティングをしてないので、お互い頑張りたいなと思います。