第93回オールスター戦が開催され、シーソーゲームの末にナ・リーグが9連勝中のア・リーグを下し、2012年以来10大会ぶりに勝利した。

先制したのはア・リーグだった。0-0の2回1死走者なしから5番ディアス(レイズ)が2番手右腕ケラーから左翼スタンドへのソロ本塁打で1点を先制。ナ・リーグは4回に先頭の4番マルティネス(ドジャース)が左二塁打を放ち、1死二塁で現在打率3割8分3厘でメジャー首位打者の6番アラエス(マーリンズ)の右前適時打で同点に追いついた。

しかし、ア・リーグが6回1死から大谷に代わって打席に入ったペレス(ロイヤルズ)が右前打、次のルーカー(アスレチックス)が右二塁打で1死二、三塁とし、ビシェット(ブルージェイズ)の右犠飛で再び1点をリードした。

ナ・リーグは、7回にグリエル(ダイヤモンドバックス)が左翼ポール際のフェンス越えの当たりを放ったが、本塁打の判定がチャレンジでファウルに翻る場面もあり、劣勢が続いた。だが8回無死二塁で代打ディアス(ロッキーズ)が、9番手右腕バティスタ(オリオールズ)から左翼への2ラン本塁打を放ち逆転に成功。そのまま逃げ切り、オールスターでの連敗を「9」で止めた。