エンゼルス大谷翔平投手(29)が「2番DH兼投手」で出場し、メジャーで自身初の完封勝利を挙げた。安打は5回に浴びた1本のみ。直球を中心にリズムよく投球し、111球で無失点に抑え、8奪三振。タイガース打線に三塁を踏ませなかった。

完封はメジャー6年目、83試合目の登板で初。プロのキャリアで完封は17年10月4日のオリックス戦以来、6年ぶりとなった。

これまでメジャーでは21年と22年に2度ずつマークした8回が最長。この日は直球に威力があり、スプリット、スライダー、カットボール、カーブの制球力にも安定感があった。打者では無安打に終わったが、投手で流れを引き寄せ、チームの3連勝につなげた。

この日の試合前にはミナシアンGMが改めて、大谷をトレードしない姿勢を明確にし、エンゼルス残留でプレーオフ進出を目指すこととなった。前夜にはホワイトソックスからジオリトとロペスの両腕を補強。試合がなかったブルージェイズとは3・5ゲーム差とし、ワイルドカードでのプレーオフ逆転進出へ、弾みをつけた。

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