メッツのジャスティン・バーランダー投手(40)が、5回1/3を5安打1失点、1四球、5三振の内容で今季6勝目(5敗)。キャリア通算250勝に到達し、血のにじむような努力などがあってここまで来たと振り返った。

サイ・ヤング賞3回受賞を誇るバーランダーは、キャリア498試合目で記録に到達。マウンドを降りる際には3万3000人以上の観客に帽子を傾けて挨拶し、歓声に応えた。

試合後、バーランダーは「記録のためにプレーしているわけではないし、大きな、派手な数字のためにプレーしているわけでもない」とコメント。「謙虚に、感謝しなくてはならない瞬間というものがあり、自分にとっては今がそうだと思う。すごくクールな記録だね。多くの血と涙と汗と犠牲があってここまで来たんだ」と語った。

2019年のCC・サバシア(ヤンキース)以来となる250勝利を挙げたバーランダー。バック・ショーウォルター監督は「このまま前進すれば、300勝にも届くかもしれない。こんな光景を見ることができただけでも光栄だ」とベテラン右腕をたたえた。(AP)