鈴木誠也外野手が所属するカブスが7月31日、ナショナルズから今季16本塁打のジェイマー・カンデラリオ内野手(29)をトレードで獲得した。交換要員として傘下マイナーのプロスペクト2選手が移る。

三塁手のカンデラリオは16年にカブスでデビューし、翌17年途中にタイガースに移籍。18年には144試合で自己最多19本塁打を放った。21年には打率2割7分1厘、16本塁打、67打点、OPS・795、リーグトップの42二塁打を記録。しかし昨季は打率2割1分7厘と低迷し、シーズン終了後にFAとなりナショナルズと1年500万ドル(約7億円)で契約した。今季はここまで99試合で打率2割5分8厘、16本塁打、リーグ3位の30二塁打、53打点、OPS・823。特に7月は22試合で6本塁打と好調だ。

カブスは7月20日時点で45勝51敗と負け越しナ・リーグ中地区3位だったが、翌日から8連勝をマーク。ここ12戦は10勝2敗で、現在首位レッズまで3・5ゲーム差、ワイルドカード圏内までは3ゲーム差。ポストシーズン進出の可能性が一気に出てきたため、買い手に回ったとみられる。交換要員のプロスペクトは傘下1A+のケビン・メイド内野手(20)と傘下2Aの左腕DJ・ハーツ(22)。