MLBのマンフレッド・コミッショナーは27日、28年ロサンゼルス五輪に合わせたシーズンの中断は厳しい考えを示した。

AP通信によると、同コミッショナーはワールドシリーズ第1戦の試合前に取材に応じ「シーズン中にMLB選手が大会に出場することはみんなが期待している。だが、試合は毎日行われており、レギュラーシーズンは厳格なものととらえている。我々にとっては重要なこと」と話したという。

MLBはこれまで00、04、08年五輪でMLB選手の出場を認めなかった。21年東京五輪では26人枠の選手の出場は認められなかったが、40人枠入りしている選手は認められた。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長は、同五輪での追加種目決定直前に、MLB側からトップ選手の参加を確約する文書を受け取ったと明かし、エンゼルス大谷翔平投手らの出場も期待されていた。

同コミッショナーは選手の出場について「最高の大会となるような状況が作れるか、組織委員会の話を聞き相談していく」と話すにとどめた。