ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す日本ハム上沢直之投手(29)に、米記者が注目した。

上沢は22日に北海道江別市で行われたイベントに参加した際、今月中にポスティング申請の手続きを行うことを明かしている。

米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエノ・サリス記者は「日本での空振り率はそれほど優れた数字ではないが、投球データには興味深い特徴がある」と指摘。それは「速球の垂直変化量は、Induced Vertical Break (IVB)が19(インチ)で、回転率は2650と、メジャーでもトップ5~10%に入る数字」だという。IVBはライジングやホップと呼ばれるような縦の変化で、メジャーの平均は15~16インチとされ、18インチ以上は優秀、20インチ以上はエリートといわれている。

上沢は今季24試合に登板し9勝9敗、防御率2・96。オリックスからすでにポスティング申請された山本由伸投手(25)、近日中にポスティング申請が行われるDeNA今永昇太投手(30)とともに、今後の動向が注目される。