韓国のLGツインズからポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指していた高佑錫(コ・ウソク)投手(25)が、パドレスと契約合意したと3日、MLB公式サイトが伝えた。契約期間は2年で、総額450万ドル(約6億3000万円)。年俸は今季が175万ドル、来季が225万ドルで、3年目は年俸300万ドル(約4億2000万円)の球団オプション(バイアウト50万ドル)が付くという。この日が45日間の交渉期間のデッドラインだった。

同記事では高佑錫が韓国での7年間で通算368回1/3イニングを投げ、139セーブ、防御率3・18、401奪三振を記録し、最速98マイル(約157・7キロ)の直球を投げると紹介。チームは松井裕樹投手(28)を獲得した際に「試合終盤のどこかで」起用するとしていたが、高佑錫も同様で、松井、元阪神の右腕ロベルト・スアレス(32)とともにクローザーの座を争う可能性があると伝えた。パドレスには松井の他にダルビッシュ有投手(37)、同じく韓国出身で昨季ゴールドグラブ賞を獲得した金河成(キム・ハソン)内野手(28)らが所属している。

高佑錫は19年プレミア12、21年東京五輪、昨年3月のWBCで韓国代表入り。WBC直前には大谷翔平投手へ死球をにおわせるような発言をして波紋を呼んだ。