DeNAからポスティングシステムでカブスに移籍した今永昇太投手(30)の契約交渉の過程詳細を、12日付のジ・アスレチックが伝えた。それによると今永は、ポスティング申請前の11月初旬にスタッフとシカゴを訪れていたという。

シカゴに本拠地を置くNHLブラックホークスの試合を観戦し、NBAブルズの本拠地ユナイテッドセンターに行ってマイケル・ジョーダンのユニホームを購入し、ジョーダンの銅像と一緒に記念撮影。シカゴの街を堪能したという。

そして、ポスティングの契約交渉期限が近づくクリスマスの時期に再びシカゴを訪れた。記事によると、今永はシカゴを気に入り、ここにいたいと考えたという。ただ、カブスが自分に興味を持っているかどうかはその時点では分からなかった。「カブスがオファーを出してくれたらと言ったことがあったけど、ほぼジョークのような感じだった。その時点で、カブスの可能性はなかったので」という。カブスとの契約の可能性が浮上したのは交渉期限ぎりぎり。急転直下で契約が決まった。