カブスがソフトバンクなどで活躍した内川聖一氏(41)を今キャンプの臨時打撃コーチとして招請することが、14日(同15日)までに明らかになった。現役時代、合同自主トレを行うなど親交の深い鈴木誠也外野手(29)の希望を受けた一方で、日本球界との交流、パイプ強化を進めるカブスの思惑が一致。野手組集合日の18日(同19日)から3月初旬まで、鈴木をはじめ攻撃陣の指導、情報交換などを行うことになった。

昨季途中、調子を崩した鈴木が、スタメン落ちした際、米国訪問中の内川氏のアドバイスを機に、状態が上昇。好調を維持したまま、シーズンを終えた。

今季3年目を迎える鈴木は、すでにキャンプ地入りしており、この日は屋外でのフリー打撃で複数のバットを使いながら29スイングで6本の柵越えを披露。NPBで右打者として史上最高打率(3割7分8厘)の記録を持つ内川氏だけに、今キャンプでは、鈴木だけでなく、カ軍打線全体の底上げにも尽力することになりそうだ。