カブス鈴木誠也外野手(30)が、今季は打線で2番を務める可能性が高いと14日、米メディア「アスレチック」が伝えた。

鈴木はこれまで主に2番から5番で出場してきたが、昨季2番での出場は13試合(最多は4番の49試合)のみ。カウンセル監督は2番打者について「ヒットを打てて、ダメージを与えることができる最も危険な打者」とし「ある打者について『このコースなら被害が少ない』と投手に思わせることができれば、それはいいバッター。昨シーズン終盤のセイヤがその境地に達していた」と、鈴木を2番に置くことを示唆したという。

鈴木は昨年の8月1日以降、メジャー全体3位となる183wRC+(打席あたりの得点創出の多さを示す打撃指標、平均は100)を記録し、今オープン戦でも打率3割6分4厘と好調を維持。昨季まで同地区のブルワーズを指揮していた同監督は「反対側から見ていて、いつもスイングに関心させられていた。本当に素晴らしいスイングだと思う。去年の最後の数カ月は彼の能力の高さが発揮された。かなり楽しみだよ」と期待した。鈴木は昨季138試合で打率2割8分5厘、20本塁打、74打点、OPS・842を記録し、シルバースラッガー賞(外野手)の最終候補に入った。