エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が、敵地でのレイズ戦の6回に二盗と三盗を決め、自身6年ぶりのマルチ盗塁を記録した。

「2番中堅」で出場したトラウトは0-2の6回先頭で四球で出塁。そして1死後の4番サノの打席で、初球から走って二盗を記録。さらにカウント2-1からの4球目でスタートを切り、タイミング的には間に合わなかったが捕手の送球が高くそれて三盗に成功した。その後サノの犠飛で生還し、足でチーム初得点を奪った。

MLBのサラ・ラングスさんによると、トラウトが1試合で複数の盗塁を記録したのは18年7月23日のホワイトソックス戦以来。また、1イニングで記録したのは同5月20日のレイズ戦以来、自身8度目だという。トラウトはデビュー2年目の12年に49盗塁を記録して盗塁王に輝くなど、12~19年の8年間で196盗塁をマーク。20年以降は年間2盗塁以下だったが、今季はこれで5盗塁目となった。この日は3打数無安打で5試合ぶりにノーヒットに終わったが、今季は打率2割7分、リーグトップの8本塁打、11打点、OPS1・019と好調。チームは1-2で敗れ、今季9勝10敗でマリナーズと並んでア・リーグ西地区2位となっている。