「2番DH」で出場したドジャース大谷翔平投手(29)は、4打数1安打1打点1盗塁の結果だった。2試合連続の盗塁から得点を奪い、チームを勢いづけたか、勝ちには結びつかなかった。

4点ビハインドの4回無死、四球で出塁。その後、2死となり、5番T・ヘルナンデスの初球で二盗を成功させると、2球目をヘルナンデスが右前に運び、二塁から大谷が生還した。

5回2死一、二塁の第3打席は右前に適時打を放ち、一時は2点差まで詰め寄った。得点圏に走者を置いた状況での安打は開幕戦以来。久々の1本で再びチームをもり立てたが、先発の山本由伸投手(25)が4失点に加え、救援陣も踏ん張れなかった。

ロバーツ監督は試合後、「もう少し、いい野球ができただろう。もちろん、イラ立ちはあるし、負けるのは気分がいいものではない」と厳しい表情だったが、俊足を生かし、適時打も放った大谷については「彼は積極的な選手。エネルギーを生み出し、何か起こそうとしてくれている。彼はいいプレーをしている」と高く評価した。