元ロッテ、ヤクルトで現在はロッキーズの打撃コーチを務めているヘンスリー・ミューレンス氏(56)が、フライト中の航空機のコックピット内に入った様子を自身のSNSで公開し、この件で米連邦航空局(FAA)が調査をしていると19日、ESPNなど複数の米メディア伝えた。

同氏は今月10日のデンバーからトロントへ向かうユナイテッド航空のチャーター機で、コックピット内の座席に座り笑顔でサムアップポーズを取る様子をインスタグラムに公開。「この素晴らしい経験をさせてくれたユナイテッドのチャーター機の機長と副操縦士に感謝する」などとメッセージを添えた。動画はすでに削除されているが、YoutubeやSNSなどで拡散され物議を醸した。

ユナイテッド航空はこの騒動を受け、独自の調査を行っていることを認め「我々は動画に映っていた状況に、大変困惑している。運行安全規則の明らかな違反であり、FAAに届け出をし、調査中の間は当該フライトのパイロットの起用を差し控える」と声明を出した。FAAも調査を行っているという。

ミューレンス氏はこの日のクラブハウスで取材対応していないが、ブラック監督が取材に応じ「彼は謝罪したよ。調査中だからこれ以上のコメントはできないが、彼はロッキーズ、ユナイテッド、そしてチームに謝罪した」と明かした。