米国野球殿堂博物館が「野球とベースボール、太平洋を越えた日米の野球交流」と題した企画展を来年7月から開催することを受け、プロ野球巨人で10年、ヤンキースなど大リーグで10年プレーした松井秀喜さん(49)が21日、ヤンキースタジアムで記者会見し「両国でできたこと、歴史ある巨人、ヤンキースでできたことを誇りに思う」と感慨深そうに話した。

同じく巨人とヤンキースで活躍したロイ・ホワイトさん(80)も出席。王貞治さんら巨人のチームメートとの思い出を語り「家族にとっても日本でできたことは良かった」と振り返った。

ドジャースの大谷翔平が21日に大リーグ通算176号本塁打を放ち、松井さんの持っていた日本選手最多記録を更新した。松井さんの会見は本塁打より前だったが「彼の存在の大きさ、選手としての素晴らしさを私の数字と比べる必要は全くない」と話した。(共同)