【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)27日(日本時間28日)=久保賢吾】ドジャース大谷翔平投手(30)がオリオールズ戦でマルチ安打を放ち、3年連続のシーズン150安打を達成した。日本人選手ではイチロー(12年連続)、松井秀喜(3年連続)に次いで3人目。1回に右前打、3回には中前打を放ち、25日(同26日)のレイズ戦で左手首付近に受けた死球の不安も一掃した。チームは逆転負けで、2位ダイヤモンドバックス、3位パドレスとは3ゲーム差。28日(同29日)のオリオールズ戦は21年ナ・リーグのサイヤング賞のバーンズと対戦する。
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大谷が打った瞬間、オールスター2年連続出場のオリオールズ捕手ラッチマンは天を見上げた。1回先頭、見逃せばボール球の内角高めのツーシームを右前に運んだ。相手捕手からすれば、1発を最大限に警戒しながら、慎重に選択した初球の90・1マイル(約145キロ)のボール球だったが、大谷はパワーと技でヒットゾーンへとはじき返した。
徹底した攻めを、はね返した。1-1の3回、ラッチマンは1打席目と同様に、初球から内角高めにツーシームを要求。大谷は構えた位置よりやや低めに入った92・2マイル(約148キロ)を中前にゴロではじき返した。日本人選手では、12年連続でマークしたイチロー、松井秀喜に次いで3人目となる3年連続のシーズン150安打を達成。打率を2割9分4厘へと上げた。
不安を結果で一掃した。25日のレイズ戦の8回に左手首付近に死球が直撃。大きな声を上げ、頭の上で左手を押さえながら一塁へ向かう姿に周囲は固まった。試合前、ロバーツ監督は「左手首は問題ない。スキャンも、レントゲンも撮って、骨に異常はなかった。大事に至らなくて良かった」と話したが、結果でも安堵(あんど)させた。試合前には3日ぶりにキャッチボールも実施。左手首付近に青いテーピングを施したが、捕球は通常どおり。明るい表情を見せていた。
チームは、右手中指の亀裂骨折の影響で休養したフリーマンを欠く中、ア・リーグ東地区の2位でワールドシリーズで対戦する可能性もあるオリオールズに逆転負けした。2位ダイヤモンドバックス、3位パドレスが3ゲーム差に迫る。28日のオリオールズ戦では、21年ナ・リーグのサイヤング賞のバーンズと対戦。ロバーツ監督は「サイヤング賞投手の1人。(オリオールズには)いい選手がそろっている」と気を引き締めた。



