「日本人メジャーリーガー第1号」の村上雅則氏(80)が始球式を務めた。捕手役はソフトバンクでのプレー経験もあるカブスのコリン・レイ投手(34)。大きな拍手の中でマウンドへ向かうと、村上氏は左腕からストライクのノーバウンド投球を披露。球場中が大きな拍手で包まれると「いやもう最高です」と振り返った。
1963年に南海ホークスに入団した村上氏は、64年にサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のマイナーリーグに野球留学。同年に実力が認められ、日本人初となるメジャーリーグに初昇格を果たした。村上氏以降、95年に野茂英雄がロサンゼルス・ドジャースに入団するまで日本人メジャーリーガーは誕生しなかった。
後を追った後輩たちの活躍に喜びもひとしお。「もうこんなにみんな出てくれてね、私もものすごくうれしいんだよね。だから、30球団に1人ずついてくれたら面白いだろうし」とさらなる未来を思い描いた。
続けて「今年特に期待してるのは、菅野。ベテランだし、彼がどのぐらいのピッチングを見せてくれるか。向こうのキャッチャーのリードでじゃなくて、自分のピッチングを、日本でやったピッチングでうまく向かってもらいたいなと思う」とオリオールズに移籍した菅野の活躍に期待。
またドジャース山本、カブス今永の対決となる18日の開幕戦には「日本人のエース同士が、対戦するんで複雑なんですよ。できれば5回ぐらいまでね。70球ぐらいで2人とも投げてもらいたい。負けがつかないでほしい。両方応援したい」。先輩として複雑な心境を口にしながらも、笑顔でエールを送った。



