エンゼルス菊池雄星投手(34)が、侍ジャパン直伝スプリットに好感触を得た。今季オープン戦の初先発で64球を投げ、4回2/3を1安打無失点。85~89マイル(約137~143キロ)前後で落ちる新球について「スプリットですね。WBCの準々決勝で投げ始めて、ぶつけ本番で投げたんですけどね。日本の選手にたくさん話を聞いて、みんないいスプリットを投げるんで、みんなに聞いて回ってコツを教えてもらいました」と明かした。

菊池はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に侍ジャパンの一員として出場し、準々決勝のベネズエラ戦では9回から5番手で登板。1イニングを1安打無失点に抑えた。

スプリットを採用するきっかけについては「チェンジアップが向いていないなと思いながら投げていて。どの球種も、100%で腕を振らないと嫌なタイプなので」と話し、「チェンジアップは力を調整しながら抜くボール。フォークの方がいいようなとは思っていて、準々決勝の2日前くらいに『やってみようかな』と思ってみんなに聞いて、アクーニャも三振とれましたし、これは使えるなという感じで、投げました」と手応えを得たという。

この日は5回途中まで投げ、8年目のシーズン開幕へ向けて順調に調整を終えた。最速は97マイル(約156キロ)をマーク。「非常に収穫が多かった。まずは腕が振れるっていうのが春の大事なチェックポイントになりますから、3月の時点で球速が出ているというのは非常に良いと思います。新しい球種もかなり試せましたので、手ごたえをつかんでシーズンに入れるかなと思います」と胸を張った。