ブレーブス川上憲伸投手(33)が自分のスタイルを曲げて、大リーグ流を吸収している。川上は17日(日本時間18日)、キャンプ2度目のブルペンでカーブとカットボールを交え37球を投げた。

 中日にいた昨年まではキャンプだけでなく、オープン戦に入っても速球とカーブしか投げず、カットボールやシュートは公式戦直前まで投げなかったという。

 だが、メジャーではそうはいかないようだ。「いきなり変化球をどんどん投げるのは、違和感があるけど…」と言いながらも、日本と革の質が違うボールに慣れるために、複数の球種を投げ分けた。

 ブルペンを出た後は、外野の芝生で捕手を立たせてカーブを中心に27球のキャッチボールを追加。「変化球はしっくりきていない。投手コーチと話して、自分なりに工夫したい」と話した。

 ただ、ブルペンで受けたロス捕手は「曲がりの大きなカーブは石井(西武)のようだった」。かつてドジャースで同僚だった左腕を例に挙げ、絶賛した。