<タイガース4-3ヤンキース>◇2日(日本時間3日)◇コメリカパーク

 7回2失点と好投したヤンキース黒田博樹投手(37)は「勝てなかったが、何とかゲームはつくれた」とうなずいた。11試合目で初の勝敗なし。チームはサヨナラ負けしたが、援護がない中で粘り、終盤の反撃につなげた。

 1回1死三塁から雨で39分間中断する不運にも集中力を保った。4回、3番カブレラに先制ソロを浴び、続くフィルダーに二塁打されても冷静に後続を断った。5回は適時打された後、一塁走者をけん制で刺して中軸に回さず、流れを断った。

 この日は母、靖子さんの命日。2試合連続で好投した右腕は「勝てれば一番良かったが、最低限の投球はできた」と語った。