ヤンキースで7年間プレーした松井秀喜氏(40)が22日、同球団のOBが集う恒例の「オールド・タイマーズ・デー」に初参加してファンから大歓声を浴びた。

 セレモニーで55番のピンストライプのユニホームを着た松井氏の名前が呼ばれると、スタンドから拍手と歓声がひときわ大きくなった。OBが2チームに分かれて行われた試合では、第1打席で1死一、三塁のチャンスで一ゴロを打ち1打点。第2打席は二飛だった。3回には投手としてマウンドに上がり、場を盛り上げた。打者2人に対し、右前打と中前打を許して交代した。

 試合前の打撃練習では柵越えを放ってパワー健在ぶりを見せ、同じく初参加の元同僚ジョニー・デーモンらと記念撮影をして再会を楽しんでいた。

 松井氏は投手として登板したことについて「ストライク入るかなと心配だったんですけど、入ってよかったです。初めての経験なんで、記念になると思います」と話した。またこの日のオリオールズ戦で登板した田中について「(助言は)何もないです。本人が一番いろいろなことを感じながらプレーしているでしょうし、彼が感じるままやっていけば何も問題ないと思います」と話した。