昨季まで横浜でプレーし、独立リーグのアトランティック・リーグ、ランカスターに入団した仁志敏久内野手(38)が22日(日本時間23日)、ロングアイランドとの開幕戦で「9番二塁」でデビューした。4打席凡退でチームも4回に大量7点を奪われ、5-8の逆転負けに、「全くいいとこがなかった。打ちたかったな、1本くらいは」と悔しがった。

 9回2死二塁、1ボールからの3連続空振りで2打席連続の三振を喫し最後の打者となった。対戦したデービスは通算107試合に登板した元メジャー。第1、第2打席で三ゴロ、投ゴロに封じられた先発ポンソンもメジャー通算91勝。「いい投手がそろっている。150キロは出ている投手もいた」と刺激を受けた。

 内野手登録は6人だけ。仁志だけが二塁が本職で、出場機会は多いとみられる。「異国の地でもチャンピオンになりたい。視野を広げる意味で毎日が勉強になる」と、野球ができる喜びに満ちあふれているようだった。