ヤクルトの日本記録が、開幕15戦目にして途切れた。

 先発杉浦は6回まで無失点に抑えていたが、1点リードをもらった直後の7回に崩れた。1死から代打セペダに四球。次打者の金城に中前打を許し、一、三塁とピンチを招いたところで降板した。ここまで万全だった救援陣も抑えられず、この回に3失点。8回にも3点を与えた。4投手で計10個の四球と制球に苦しんだ。

 11日まで、開幕から14戦連続で3失点以下に抑えてきた。1956年(昭31)に西鉄が樹立した開幕から13戦連続のプロ野球記録を更新していたが、ここで記録はストップ。連敗を喫し、4カード連続の勝ち越しを逃した。真中満監督(44)は「明日から切り替えていきたい」と前を見据えた。