一難去ってまた一難-。最下位ながらセ・パ交流戦4連勝締めと上昇ムードだったオリックスが“コシ”を折られた。佐藤達也投手(28)が17日、出場選手登録を抹消された。神戸市内の病院で検査の結果「椎間板性腰痛」と診断された。約1週間の経過観察が必要という。明日19日の西武戦からリーグ戦が再開。不振の平野佳に代わって抑えを務めてきた「暫定守護神」の離脱はチームに大きな痛手となる。

 佐藤達はこの日、ほっともっと神戸での全体練習に姿を見せた。球場入りの際には既に腰を痛そうにしていたといい、今季2度目のファーム調整が決定。4月15日にも腰痛で出場選手登録を抹消され、1軍復帰に2週間以上かかっている。今回も最短10日間で復帰する可能性は低そうだ。

 福良監督代行が率いた最初の巨人3連戦中に、セットアッパーから配置転換を告げられた。その後は4試合連続無失点で2セーブ、1ホールド。新たな方程式が完成しつつあった。

 チームは開幕から故障者が続出。40敗中20敗が逆転負けと、ブルペン陣の故障が借金を抱える大きな要因となった。佐藤達に代わり、海田らが昇格候補に挙がる。抑えに戻る可能性が高い平野佳は「みんなでやるしかない」と全員で穴を埋める意気込みだ。