阪神の先発秋山拓巳投手(24)が、あと1歩のところで3年ぶりの白星を逃した。

 今季初先発は初回から快調にスタート。5回までは二塁を踏ませない投球で、2安打無失点と試合を作った。

 ところが2点リードの6回、先頭の代打亀沢に中前打を浴びると、1番遠藤には四球を与えて無死一、二塁。2番大島には送りバントを決められ、1死二、三塁でここまで2安打の3番平田を迎えた。カウント2-2と追い込んだものの、5球目が甘く入り、2点左前適時打で同点となった。「遠藤選手への四球がとてももったいなくて悔やまれます。リードしている展開を野手の方が作ってくださったので、そのままリードした状態で後ろへつなぎたかったです」。6回5安打2失点で降板し、12年6月30日ヤクルト戦(神宮)以来の勝ち星はお預けとなった。