イケメンもつらいよ-。ロッテのドラフト3位、秋田商・成田翔投手(17)になりすましツイッターが現れた。そのうちの1つには「本物」と信じた約3000人のフォロワーが。球団はこれを危惧してツイッター社に報告。現在は閉鎖されているが、成田は「こういう行為で困っているのは自分だけではないと思うので、今後はやめてほしい」と呼びかけた。

 今夏の甲子園出場決定前後から、ちらほら「成田翔」を名乗るアカウントができはじめた。“第一発見者”は同1位の仙台育英・平沢大河内野手(17)だった。9月の国体で一緒になった際、教えられた。「なりすましがいるって、平沢から聞いて知ってました。驚きましたが、どうすればいいか分からなかった」。人気者ゆえの悩みだった。

 そのアイドル的人気はすさまじい。秋田商には「写真を撮りたい」、「サインがほしい」、「プレゼントを渡して」と来訪者が後を絶たない。中には関西から“遠征”してくる熱狂的ファンも。球団にもすでに10通ほどファンレターが届いた。雑誌「輝け甲子園の星」(日刊スポーツ出版社)11月号の人気投票は1位平沢、2位成田だった。

 平沢、成田、そしてドラフト5位の専大松戸・原嵩投手(17)は、いずれも端正な顔立ちの「フレッシュ・イケメントリオ」。球団が女性ファン対象に行ったイケメン投票は2年連続荻野が1位だが、今年3位の今江はFA移籍が決定的で、来季「イケメン5」に割って入る可能性も高い。球団広報は「まだ3人とも高校生。今後しっかりとサポートしてあげないと」とバックアップを約束した。【鎌田良美】