福岡から背番号「40」で出発!! ソフトバンクにドラフト2位で指名された日大三島・小沢怜史投手(17)が2日、福岡市内のホテルで開かれた同球団の新入団会見に臨んだ。40番のユニホーム姿で記者会見場に登場。出迎えてくれた工藤公康監督(52)と、がっちりと握手を交わした。

 まず長期的視点で育成されるという152キロ右腕は、正面を見据え「沢村賞を取れる投手」という大きな目標を掲げた。「先発で一番いい人がもらえる賞なので、成績もついてくる」と付け加えた。同じ最速152キロ右腕となるドラフト1位県岐阜商・高橋純平投手(18)に対し「いいライバル。身近に目標となる選手がいるので、環境に恵まれていると思う」と話した。

 高橋とは一緒にドラフト4位帝京三・茶谷健太内野手(17)のサインを考えるなど良好な関係にある。今回のドラフトは6人全員が高校生というのも「人見知り」する小沢にとってプラス材料だ。会見前、正式に契約書も交わした小沢は「まずは土台をつくることに専念したい」と強い決意をみせた。【石橋隆雄】

 ◆小沢怜史(こざわ・れいじ)1998年(平10)3月9日、岐阜・大垣市生まれ。三島市に移りリトルジャイアンツをへて静岡裾野シニアへ。日大三島に進学し1年秋からメンバー入り。2年春は右翼で秋からエース。昨秋は東海大会4強で、今春は負傷もあり県大会初戦敗退。今夏2回戦で152キロを計測。右投げ左打ち。180センチ、78キロ。