3年連続ゴールデングラブ賞に輝く遊撃の名手、ソフトバンク今宮が春季キャンプで「和牛」グラブを試すことが分かった。

 硬い和牛の革は、キャッチャーミットなどによく使用されるが、素早い動きが要求され柔らかい革を好む内野手用では珍しい。

 今宮は今年からアンダーアーマー社とアドバイザー契約を結んだ。糸井、柳田らに用具提供している同社だが、日本人の遊撃手としては初。元阪神、広島などで活躍し、同社に務める喜田剛氏が今宮の意見を取り入れ、和牛グラブを作り上げた。

 「自分にとってグラブは命」と話す今宮は、形、大きさは、昨年までと同様に仕上げた。すでに練習で使用しているオレンジのグラブの革も、軽さと滑らかさにこだわりオーバーキップという素材を選んだ。さらに黒色の和牛グラブなど5、6個の候補からキャンプで新しい相棒を選定。「これから自分の形にしていきますよ」と、頼もしい味方を探す。