オリックス平野は、史上27人目の100セーブを達成すると花束を誇らしげに掲げた。127ホールドもマークしており、この2部門で通算100以上は藤川(阪神)武田久(日本ハム)に次いで3人目。「藤川さん、久さんみたいな偉大な投手と並べたのはうれしい」と笑顔を見せた。

 前日23日は自らの暴投でサヨナラ負けした。「ああいう形で台無しにした。今日は絶対に落としてはいけない試合だった」。1点リードの9回に登場。先頭の四球から三塁に進めたが、最後は宝刀フォークで角中を左飛に打ち取った。

 10年にリリーフ転向後、5年連続で60試合登板。14年には当時リーグ新の40セーブも記録した。「先発であまり結果が出ず、中継ぎで必死にやってきた。ホールドもセーブも1つずつ重ねていきたい。それが勝利につながる」と視線を先へと向けた。

 ▼通算100セーブ=平野(オリックス) 24日のロッテ5回戦(QVCマリン)で今季4セーブ目を挙げて達成。プロ野球27人目で、初セーブは10年7月28日日本ハム16回戦(スカイマーク)。平野は通算127ホールドを記録しており、「100S+100H」は藤川(阪神)武田久(日本ハム)に次いで3人目。