ヤクルト由規投手(26)が11年9月3日の巨人戦以来、1786日ぶりの白星を挙げた。

 育成からの支配下復帰後2度目の先発となったこの日、由規は序盤から走者を背負いながら粘りの投球を見せた。2回には2死二、三塁で小笠原を空振り三振に斬った。3回にビシエドに適時打。6回にも失点し、1死三塁としたところでマウンドを降りた。

 由規は5回1/3を投げ2失点。打線の援護にも恵まれ、堂々の復活星をつかんだ。

 ヒーローインタビューでは「ホッとしました。カメラの前で、ファンの皆さんの前で喋って少し感極まっています。5年前のような、勢いよく力で押す投球はできませんが、チームにいい影響を与えたいと思っている。少しでも僕の投球を見て、響いてくれたらと思います」と声を弾ませた。