ソフトバンクが本塁打攻勢で首位攻防戦の主導権を握った。

 初回に今宮健太内野手(25)が先制の9号ソロを左翼席に運んだ。「しっかりバットが振れました。結果的に、たまたま入っただけです」。自身初の2ケタ本塁打に王手をかけた。

 2回には吉村裕基外野手(32)が約2カ月ぶりとなる5号2ランを放ち、リードを3点差に広げた。「すぐに追加点が取れてよかったです。勝つのみです」。ソフトバンクはここ10試合で1勝9敗と失速し、日本ハムに勝率1厘差にまで接近された。2本の本塁打で、日本ハム有原を攻略し、チームを勢いづけた。