琴奨菊先輩を見習って、ビッグな体をつくるぞ! ヤクルトのドラフト5位、古賀優大捕手(18=明徳義塾)が7日、埼玉・戸田市内の選手寮に入寮。体重82キロからの増量を最初の目標に掲げた。福岡・柳川市出身で、大関琴奨菊とは小学校、高校も同じ。「ドラフト後に『東京で食事に行こう』と言ってもらえた。自分は線が細いので、どっしりした体のつくり方を聞きたい」。対面を熱望し、先輩のルーティン「琴バウアー」を笑顔で披露した。

 約半年で17キロ増やしても満足していない。昨夏は177センチ、65キロで高知大会に臨んだ。練習を終えた夜9時から10時半の消灯までに夕食、洗濯、風呂を済ませる毎日で「食べる時間が足りなくて、2週間で4キロやせたこともある」と振り返る。4強入りした昨夏の甲子園は「宿舎の食事がおいしかった」と食べまくり、約2週間で10キロ増やした。昨年12月中旬からは実家に戻り、母京子さんの手料理を1日4食。「毎日茶わん10杯以上は米を食べている。回転ずしに行った時は30皿以上食べた。これから85キロにはしたい」と言った。

 希望もふくらむ。関東での生活は初めて。「コンビニまで2時間かかった」という高校時代と環境は一変する。古賀は「寮の食事もおいしそう。ディズニーランドに行ってみたい」と笑った。夢は「日本代表入り」。ビッグな目標も、かなえてみせる。【鹿野雄太】

 ◆古賀優大(こが・ゆうだい)1998年(平10)8月7日、福岡・柳川市生まれ。東宮永小1年から野球を始め、柳城中では友愛野球クラブに所属。明徳義塾では1年秋からレギュラー。2年夏から3季連続で甲子園出場。177センチ、82キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄。好きな芸能人は新垣結衣。